白無垢で厳かな式を演出♪神前式の魅力

古来豊かな雰囲気の神前式

挙式のスタイルということでは、神前式は古式豊かな雰囲気の中、思わず背筋が伸びてしまう感覚になるでしょう。
日本人は生まれた時は神主様に名前を相談しにいきます。

ですが、不思議なことに、結婚式はキリスト教で、亡くなったときは仏教だったりするのです。

そんな中、古くからある神前式を見なおす風潮があるといえます。
ホテルや式場の中でも、こうした神前式を上げることができるように設備が整えられ始めており、多くの方が挙げられるようになってきているのです。


歴史は意外と新しい

神前式は、なんだか古臭いといったことで敬遠されてきた歴史があります。
和装で行う結婚式であり、どうしても似合わないと思っている人も多かったりしました。

その背景には、ウエディングドレスを押している風潮があったことも確かでしょう。
ですが、伝統を重んじることが見なおされてきた現在、静かにブームになってきたのです。

神前式は、古くからあると考えられていますが、形式化されたのは、まだ新しく大正天皇のご成婚であったといわれています。
細かくはありましたが、人前式のような形が多く、今のような形にはなっていなかったといわれているのです。

それが、ある程度広まったのが第二次世界大戦後であり、そのあとすぐにキリスト教式が広まってきたこともあって、あまり知られていないスタイルとなりました。


結婚指輪の交換などもある

神前式はキリスト教式と流れも異なります。
穢れということを嫌う神前ですので、清めのお祓いから始まっていくのです。

神様に結婚の報告をして、巫女が舞を奉納したりするのは、独特の形といえるでしょう。
その後、玉串奉奠をし、結婚指輪を交換して終わります。

神前式といっても、結婚指輪の交換などは、どこかキリスト教式のような感じも受けることでしょう。
思っているよりも堅苦しくはなく、どこかすがすがしい気分になったりする式になるのです。


新しい形も生まれてきているものの

神前式の場合、和装で行うことになります。
ウエディングドレスも一生に一度というのであれば、こうした神前式に合わせたような和装も着ることはまずないでしょう。

とても着付けが大変そうに見えますが、意外と短時間でできるように工夫されており、結婚式場などでも、そこまで時間を掛けずにできるようになっているのです。

新しいスタイルとして、和装もいろいろなものが出てきています。
かつら自体も変えたりすることもありますが、あまり伝統を壊すような形にすると、自分たちは良くても、参列してくださった方が困惑することになるでしょう。

神前式という形を選ぶのであれば、伝統ということも考えていくことが大切であるといえるのです。