誰に頼むべき?失敗しない仲人の選び方

仲人とは

仲人という言葉は最近余り聞かなくなりましたが、何年か前までは結婚式において、重要な存在でした。
仲人は、婚約から結婚までを取り仕切って両家のサポートをしてくれますので「親同然」とも言われていたのです。
そして、縁談、結納、挙式、披露宴、結婚後も何かと世話を焼いてくれ、相談に乗ってくれるという有難い存在でした。

お願いするのは、結婚する二人にとって縁の深い存在の夫婦で会社の上司、恩師である先生等で夫婦仲の良い人が選ばれたようです。
お願いするには、式の3ヶ月前までに声を掛けるようにしていたとのこと。
もっと昔ですと、仲人さんの都合で結納や式の日取りを決めていたというのですから、仲人さんはかなり重要な存在だったのです。
お礼として、式の後に10万~30万円を包みました。

仲人はどのようにして選べば良いか

最近は仲人を立てての結婚式は減り、仲人という言葉は死語になりつつありますが、地域によっては昔からのしきたりが残っているというところもありますから、両家でよく話し合って決めると良いです。
また、結納、挙式のみの頼まれ仲人というケースも多く、仲人にこだわらない人が増えているのも事実ですが、古いしきたりを重んじる家でしたら、仲人は立てなくてはいけないという話になる場合もあります。
そして、結婚相談所絡みのお見合い結婚ですと、結婚相談所のスタッフがそのまま、仲人になるというケースも多々あるようです。

もし、選ぶとなるとポイントは4つあります。
一つ目は「二人をよく知っている」、二つ目は「二人が信頼する夫婦」三つ目は「二人の理想の夫婦」、四つ目は「挙式後もおつきあいできる夫婦」です。
こういったことを基準にして、仲人を選ぶと良いでしょう。
一般的には会社関係ですと上司や先輩、学生時代で選びたいというと恩師・先輩、その他は親戚や昔から知っている親の知人など、年長のご夫婦が良いようです。

この場合、仲人は新郎側の知り合いでも、新婦側の知り合いでも良いようなので、親も交えてよく話し合うと良いでしょう。
この辺りでもめてしまう場合もありますから、穏やかに話し合い、両家にとって良いようにしたほうが良いですし、地域のしきたりなどを気にする家でしたら、そちらを優先するなどして、お互いにとって良い方向性を見つけてください。

仲人のメドがたったら、二人でお願いに行くと良いです。
とはいえ、いきなり訪問しては失礼なので、予め手紙か電話で打診した方が良いでしょう。
内諾をもらったら二人でお宅にお願いに行きますが、この時は何かちょっとした手土産を持参すると育ちの良さが滲み出て、ポイントが高いかもしれません。
気は心といいますから、お茶菓子になるようなお菓子等ちょっとしたもので良いでしょう。

もし、お願いする人が親関係の人でしたら、親も一緒に行くと良いです。
その場合、人数が多くなってしまい相手に気を使わせるかもしれませんから、長居せずに早めに失礼しましょう。
もし、訪問の際にも地域のしきたりがありましたら、そちらに従う様にします。
その辺りは、お互いの親によく確認しておくと安心です。